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睡眠時無呼吸症候群

眠っているときに何度も呼吸が止まってしまう病気です。いびきをかくのも大きな特徴で、眠りの質が悪くなります。翌日の日中には身体がだるく、眠気を引き起こして仕事などに悪影響を及ぼします。さらに、酸素の欠乏により心臓や血管、脳などに負担がかかり、脳卒中などのリスクを高めます。周囲の人にいびきや無呼吸を指摘された場合は、当院へご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群の治療が
可能です
いびきには、いびきだけの「単純性いびき」と「OSA(Obstructive Sleep Apnea=閉塞性睡眠時無呼吸症候群)」の症状としてのいびきの2種類があります。
30代以上の方でパートナーなどからいびきを指摘される場合は、OSAの可能性がとても高いといえます。現在はそうでないとしても、将来的には加齢や肥満により、OSAになると考えられます。無呼吸があると血中の酸素濃度が下がり、血管に負担がかかります。
また、40代以上の方でいびきがあり、かつ高血圧や頭痛などがある場合は、OSAの可能性が高くなります。放置すると脳梗塞や心筋梗塞を起こすリスクがあります。
いびきの大きな原因は肥満です。肥満は外に向かって肥大するだけでなく、舌も大きくなって口蓋垂(のどちんこ)や軟口蓋にも脂肪が増えます。就寝時に舌や口蓋垂、その周囲の軟口蓋が重力により落ちてきて、喉の奥を塞いで空気の通りを狭くします。こうした症状によって睡眠時無呼吸となり、いびきをかくようになります。OSAの治療のために、にこデンタルクリニックではマウスピースを作製できます。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の治療で最初に検討するのは、気道を広げるための装置を使う「CPAP治療」ですが、どうしてもCPAP治療を受けられないという方もいます。その場合、代替療法としてマウスピース(スリープスプリント)をおすすめしています。
睡眠時無呼吸用マウスピースの欠点・副作用は、CPAPに比べて効果が限定的になることです。CPAPは低呼吸無呼吸指数(AHI)が90%ほど改善されますが、マウスピースだと半分程度の改善になります。睡眠時無呼吸用マウスピースには、保険で作製可能な上下顎一体型と、自費診療の上下顎分離型があります。当院では、保険診療と自費診療の装置どちらにも対応しています。
子どものいびきは危険信号

本来、子どもはいびきをかかないものです。遊び疲れての寝入りばなだけなら心配ありませんが、毎晩のようにかくいびきは危険信号です。充分に息が吸えずに酸素が不足するため、心身の発達に重要な睡眠が妨げられ、さまざまな影響を生じます。
気をつけるべき睡眠中の症状
- 毎晩のようにいびきをかく
- 何度も寝返りを打つ
- 首を後ろにそらし、のけぞったような姿勢で寝ている
- 気がついたら座って寝ている
- 睡眠時に突然むせたり、せき込んだりして目が覚める
- 冬でも寝汗がひどい
子どものいびき、睡眠時無呼吸
症候群が与える影響
-  全身への影響 身体発達の不良、顎や顔面の形態が悪くなる
 小児の段階から心臓・血圧への影響
 おねしょ
 胸のへこみ(胸郭変形)
 いつも口を半開きにした顔つき(アデノイド顔貌)
 メタボ予備軍の可能性
-  精神的な影響 寝起きの悪さ、昼間の眠気
 多動や攻撃性などの異常行動
 極度の引っ込み思案、はにかみ
 学業成績に影響するほどの集中力の低下
リスク・副作用
睡眠時無呼吸症候群の治療にともなう一般的な
リスク・副作用
・保険診療となるのは、診断書をお持ちの方のみとなります。診断書をお持ちでない方は自費診療(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。
 ・保険での診療もできますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
 ・マウスピースを使う治療の場合、マウスピースの清掃状況により、虫歯や歯周病を引き起こすことがあります。
 ・マウスピースを使う治療の場合、強い力が加わるとマウスピースが破損することがあります。
 ・CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸)療法の場合、見た目が良くないほか、喉が渇いたり、体調に合わせ圧力を変える必要があります。
 ・CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸)療法の場合、やめてしまうと睡眠時無呼吸症候群が再発することがあります。
